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ロラン・バルト って何者!?
ポンピドーでも珍しい風変わりな展覧会を体験してみては?
60年代のフランス文芸批評界にセンセーショナルな旋風を巻き起こしたロラン・バルト。思想家、文芸評論家、神話学者、記号学者、構造主義者、言語哲学者、コレージュ・ド・フランスの大学教授etc, etc... フランス思想に興味のある人なら間違いなく彼の名前を耳にしたことはあるはずだけど、思想家というには彼の著作は統一や体系に欠けるし、たくさんの肩書きに埋もれた定義しがたい人物、バルトっていったい何者だったんだろう?数多くの関連ドキュメントが年代順に紹介されているほか、彼が批評の対象として取り上げた映画や広告、そしてパリでは初公開となる彼自身の手による水彩画やグアッシュまでが並び、一言ではあらわしきれない彼の素顔に立体的に迫る。エキスポジションと平行して再版、新規出版も相次ぎ、講議ノートを編集した「Comment vivre ensemble」「Le Neutre」、再編集されて手頃な値段になった全集、バルト展のカタログはお薦め。